子どもにとって「歯磨きは嫌な物」であるため、歯磨き準備期が必要となります。乳児では、乳首以外の物を排除しようとする反射(舌突出反射)が有ります。この反射が消えるころになると、衣類やおもちゃなどをなめる、しゃぶる行為がよくみられるようになります。これが歯磨き受け入れ準備期で、重要な意味を持ちます。この時期にしっかりと、口の周りや口の中を触るようにしましょう。1歳頃上下の前歯が生えそろいます。それ以前であれば、ガーゼや綿棒による清拭で十分です。1歳前後から、歯の清拭に加え歯ブラシの感触に慣れさせましょう。歯の生え方や口の中を触られる感覚は個人差が大きいので、焦らずにゆっくり進めましょう。
奥歯が生え始める1歳6か月頃から本格的な歯磨きが始まります。歯が生えそろう2~3歳児では、歯の生え方や上唇小帯(上唇の裏側のすじ)の付着位置を確認しながら仕上げ磨きをしましょう。
歯磨きの姿勢も大切になります。3歳までは、寝かせ磨きが推奨されますが、ただ寝かせて磨けば良いのではなく、お母さんが座り、子供の頭を自分の腹部につけるようにする事がポイントです。そうすることで、口の中を確認しながら磨く事が出来ます。具体的な歯磨きで大事なポイントはまた、ブログに挙げさせていただきます。