子どもは、むし歯になりやすい場所が年齢によって変化する事が分かっています。前歯が生えそろう1歳頃には、下の前歯に比べて唾液による自浄作用が上の前歯の方が働きにくいため、上の前歯の外側や隣接面に虫歯が出来やすくなります。　

乳歯が生えそろう2歳後半から3歳では、食事が普通食になるため、奥歯で食べ物をすりつぶすようになります。すると噛み合わせる面の溝に汚れが残るため、むし歯になりやすくなります。

そして、4歳から5歳では、奥歯の歯と歯の間が虫歯になりやすくなります。その後、6歳臼歯という永久歯が、一番奥に生えてくると、乳歯は全体に前に押され、歯と歯との間がさらにきつくなり、歯磨きをしても汚れが残りやすく、むし歯になりやすくなります。そのため、4歳から5歳ころになれば歯ブラシによる清掃に加えて、歯と歯の間にフロスを使用してもらう事が理想的になります。

お子様の年齢に合わせて、仕上げ磨きの際には、むし歯のチェックを行って頂ければと思います。