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子どもの歯磨きについて②

忙しい日常の中で、なるべく効率的に仕上げ磨きを行っていくコツを紹介させて頂きます。まず、食後の歯磨きは大切ですが、1日の中で順位をつけましょう。

子どもは睡眠時間が長く、唾液の分泌量も減ることから、就寝前の歯磨きが最も大切になります。また、2歳児や3歳児の延長保育では、昼寝の時間があるため、昼食後の歯磨きも大切になります。

次に、磨く順序(①咬み合わせて前歯、②下の奥歯、③上の奥歯、④咬み合わせて奥歯、⑤上の前歯の裏側、⑥下の前歯の裏側)を決めましょう。順番を決めていないと、磨いたか磨いていないか分からなくなってしまいます。また、つま先磨きや、かかと磨きを意識しましょう。

また、子供の虫歯は年齢により出来かたに特徴が有るのでそれを意識して歯磨きを行いましょう。1歳から2歳では、前歯の外側(唇側)や隣接面に虫歯が出来やすく、上の前歯が虫歯になりやすいです。これは、上の前歯が唾液による自浄作用が働きにくいからです。ですので、2歳までは、特に上の前歯を丁寧に磨きましょう。                          

2歳後半から3歳までは、奥歯の溝が虫歯になりやすくなります。仕上げ磨きは、奥歯の咬みあう面の溝を丁寧に磨きましょう。

そして4歳から5歳では、奥歯の歯と歯の間が虫歯になりやすいため、仕上げ磨きの後にフロスを使って、歯と歯の間の汚れを取り除くようにしましょう。

お子さまが、何人かいたり、お仕事が忙しい時に、子供の仕上げ磨きを行うのは大変ですが、ポイントを押さえて効率的に実施して頂ければと思います。